入浴時に簡単に使える白髪染めトリートメントは、普通のトリートメントと同じように使える優れモノです。
染毛剤のように1度で強い発色となるわけではありませんが、毎日使って色を定着させれば、後は頻度を下げても色をキープすることが可能。
実は裏ワザとも言えるちょっとした使い方のコツもありますので、より発色を良くするポイントも押さえておきましょう。
白髪染めトリートメントは同ラインでシャンプーやコンディショナーなども発売されている場合もあるので、ライン使いもおすすめです。
目次
白髪染めトリートメントの基本的な正しい使い方
白髪染めトリートメントは、洗髪時に通常のトリートメントのように使うことが出来ます。
基本的には、シャンプー後の清潔な髪の毛にまんべんなく塗り、しばらく置いてから流すだけ。濡れた髪の毛はキューティクルが自然に開くので、そこにトリートメント成分を入れると髪の内部にまで浸透しやすくなり、美容効果が生まれます。
製品に詳しい使い方が表示されていますので、事前に使用方法はよく読んで下さいね。一般的な白髪染めトリートメントの手順とワンポイントは、以下の通りです。
1.普段通り髪の毛をシャンプーで洗う。
ラインのシャンプーでも自分の手持ちのシャンプーでも可能。ただしリンスインシャンプーのようにコンディショニング成分を含むものは、染まりが良くない場合もあるので注意。
2.しっかりすすぐ。
シャンプーの成分が残っていると染まりやすさに差がでてくるのでしっかりとすすぐようにしましょう。
3.タオルドライする。
タオルドライだけでもOKですが、ドライヤーでしっかり乾かしたほうが発色が良い場合もアリ。
4.白髪染めトリートメントをまんべんなく塗る。
塗りムラのないように全体に塗るのがポイントですが、塗り過ぎはタレの元。
5.一定時間放置。
基本的には10分間程度放置する。長く置けば置くほど色が定着しやすい製品も。
6.しっかり洗い流す。
水に色が出なくなるまで、全部しっかり洗い流しましょう。
ルプルプでの推奨の方法
人気の白髪染めトリートメントであるLpLp(ルプルプ)では以下のような白髪染め方法が推奨されています。
まず適量を手に取る
シャンプーした後の髪の毛をしっかりとタオルドライして水気を取ります。1回の使用量はミディアムヘアの方でゴルフボール5個分程度の量で調節します。
白髪染めを髪になじませる
髪全体を覆うように白髪染めトリートメントをなじませる。生え際など白髪が気になる部分には念入りに。
コームを使ってムラをなくす
コームを使って、しっかりと髪全体にいきわたらせる。素手では届きにくい生え際やこめかみまでムラなくなじませる。
ピッタリとラッピング
シャワーキャップかラップを使って髪全体を包み込むようにするとカラーの定着が良くなり綺麗に仕上がります。そのまま20~30分置きます。時間がきたらしっかりとすすぎましょう。
発色を良くする裏ワザ的使い方
白髪染めトリートメントは、一般的な白髪染めのように長時間放置すると髪が傷むものではないので、かなり長く付けたままでも問題はありません。
ただ、半身浴をする時などは置きっぱなしにして発色を高めることも出来ますが、毎日そこまでの時間はない場合も多いですよね。
そこで裏ワザ的な使い方ですが、髪の毛を濡らす前にいきなり白髪染めトリートメントを塗ってしまうという方法があります。
本来は髪の毛も頭皮もキレイにしてからにしたいのですが、色のことのみを考えるのであれば、乾いた状態で塗るというのも一つの手段。
つまり、白髪染めと同じような感覚で白髪染めトリートメントを使うという方法ですね。
一般的な白髪染めを塗る時のように、目の細かいクシなどを使って白髪染めトリートメントを塗ると、髪の毛に良く絡んでムラが防げます。
表面からではなく髪の毛の奥のほうから塗ると良いでしょう。
白髪染めトリートメントの場合は、頭皮に付いても健康被害の心配がないので、安心して塗り伸ばすことが出来ます。塗るのに手間取って時間が長くなってしまっても、あまりムラが出ないのも嬉しいですね。
放置時間中に、シャワーキャップやラップなどを巻いて温めるとより効果的。通常の白髪染めと同じような工程で塗るというのがポイントです。
とは言え、時間がないから白髪染めトリートメントを選んでいるのに、という人にとってはこれは手間ですよね。そんな時には、以下のような手順で使えば、簡単に裏ワザが発揮出来るのでおすすめです。
1.洗髪前の乾いた髪の毛に白髪染めトリートメントを塗る。
とにかく髪の毛を濡らす前がポイント。
2.一定時間放置している間に、身体を洗うなど他の事を済ませる。
ここでシャワーキャップなどで覆うのも効果的。
3.白髪染めトリートメントを全部洗い流す。
マイルドな洗浄力のシャンプーを使うのがポイント。色落ちが防げます。
洗う前の乾いた髪の毛に塗ってしまう裏ワザ
白髪染めトリートメントを、乾いた髪の毛に塗るのも色を出す方法の一つです。
理想を言えば、きちんと洗髪した後に、一度ドライヤーでしっかり髪を乾かして、そこに塗り込むのがベスト。
ただ、結局最後にまた洗髪しなければいけませんので二度手間ですし、シャンプー前に塗ってしまえば手軽ですね。
髪の毛は濡れるとキューティクルが自然に開き、中に水分が入ります。
この水分が邪魔をして染料が入らなかったり、流されてしまったりするので、水気のない状態に使うのは一つの手段です。。
生え際は水分が溜まりやすいので、特に根本を染めたい時には乾いた状態で塗るのがおすすめ。これで失敗しにくく、色が出やすい塗り方が出来ます。
塗った後の放置時間を思い切って長くしてみる
白髪染めトリートメントは、一般的な白髪染めのような劇薬は含まないので安全です。
また、時間を置くとどんどん酸化してしまうような物ではないので、長く放置しても髪の毛がバサバサになったり問題が起こったりはしません。
白髪染めトリートメントで色を強く入れたい場合は、20~30分放っておいても平気です。入浴時に髪の毛に塗って、そのまま存分に半身浴を楽しんでも大丈夫。
製品にもよりますが、説明書きに書かれている放置時間はおおむね5~10分くらいでしょう。
これを目安にしてももちろんいいのですが、よりしっかり色を入れたいという場合には、倍くらいの時間を目安に放置するのも一つの手段です。シャワーキャップやラップで温めるのも効果的なので、試してみると失敗しないで上手に染めることが出来ます。
マイルドな洗浄力のシャンプーで洗い流す
白髪染めトリートメントは、洗浄力の強いシャンプーとはあまり相性が良くありません。
染料ごと落とされてしまいますし、そもそもあまり洗浄力の強いものは髪の毛にも頭皮にも良くないので、アミノ酸系シャンプーなどのマイルドなものに変えましょう。
白髪染めトリートメントのメーカーがシャンプーも発売している場合があるので、ライン使いもおすすめ。相性の良いものを選ぶと失敗しにくく、早く色が定着する上に色保ちが良くなります。
白髪染めを色落ちしにくくさせる方法
これは髪の毛が傷む可能性があるので、実行するのは自己責任となりますが、クシで逆なですると色素が髪の毛に引っ掛かりやすくなります。
髪の毛が弱い人、切れ毛抜け毛がある人にはおすすめ出来ませんが、毛先から根本方向へ向かってクシで塗るのは一つの手段。
キューティクルは必ず根本から毛先に向かって並んでいるので、それを逆立てるように染料を引っ掛けると色が落ちにくくなります。
ちょうど魚のウロコを尾のほうから逆なでするように、ひとつひとつに色素を絡めて行くわけですね。髪の毛が短い人はちょっと難しいですが、長い人ならより効果が出やすい方法です。
髪の毛を少量掴んでピンと張り、白髪染めトリートメントを付けたクシで毛先から根元方向にグッグッと押し込むように塗って行きます。
白髪染めドクター
白髪染めトリートメントは、上手に使えば塗りムラもなくキレイに仕上げることが出来ます。
もともと白髪染めトリートメントは、一般的な白髪染めよりも使いやすく出来ているので、あまり失敗はしにくいアイテムです。
準備や塗り手間もほとんどないので手軽ですが、よりキレイに塗るコツは知っておきたいですよね。色が入りやすく、維持しやすい使い方は、ちょっとした工夫で可能ですから是非覚えておきましょう。
初めて使う場合は、うまく色が乗らずに期待ハズレと感じてしまうケースもあるようですので、上記を参考に上手に利用するようにしましょう。