白髪染めには様々なタイプがありますが、成分はさて置いた場合、何がどう違うのかは気になりますよね。
実は、それぞれのタイプは使い勝手を主眼として分かれているので、自分が使いやすいかどうかが選ぶ基準になります。
家庭用の白髪染めは自分一人で使うことが多いため、家庭で簡単に一人で染められるかどうかで作られていることが多いのです。
使い方が簡単で、部屋や家具を汚しにくく、手間が少ないものが人気なので、染める労力が問われる部分。
また、色の日持ちが良く回数が少なくて済むものにも人気があります。
ただ、同じタイプなら成分も同じというわけではありませんので、健康面を考えるなら、あくまでもジアミンフリー基準で考える必要があります。
クリームタイプの白髪染め
液ダレがしにくいクリームタイプは、昔から美容院でも使われていましたし、家庭用の製品にも多い一般的なタイプです。
ここ数十年はクリームタイプが一般的で、液タイプのようにタレないのが人気。かなりロングセラーなので種類が多く、色のバリエーションも多いのが特徴でしょう。
発色が良く1回で色が強く出るので初めての人が選びがちなタイプです。ただ、テクスチャが固いものも多く、伸びが悪い場合もあります。
一箇所にクリームが偏ると色ムラが出たり、均一に塗るのが難しかったりするので注意が必要でしょう。
塗り手間がかかるので、全体的に塗るのに時間が掛かると、最初に塗った部分と最後に塗った部分の時間差で濃さが変わる危険があります。
ジアミン系物質を含む製品が多いので、アレルギーの危険はチェックする必要があります。
メリット
・気になる部分だけに塗りやすい
チューブに入っているものも多く、気になる部分だけに使ったり、髪の毛が伸びて来た時に根本だけに塗ったりしやすい。
・発色が良く1回でも染まりやすい
1回で染まりやすいので、慣れない人でも使いやすい製品が多くなっています。
デメリット
・髪の毛や頭皮や健康面で心配
2剤式の場合には害になりやすい成分も多く含まれているため、アレルギーの危険や化学物質による身体への負担も心配なところ。
・伸びが悪いとムラができてしまう事も
製品によってはテクスチャが固く、伸びが悪いために一箇所だけにクリームが固まってしまったり、後で塗り残しに気付く場合も多い
・手間がかかる
丁寧に塗りたいところですが、時間が掛かり過ぎると最初と最後で放置時間に差が出て、色の濃さが違ってしまう危険も
泡タイプの白髪染め
クリームタイプの良くない点を改良して開発された比較的新しいタイプです。従来のクリームタイプをもっと使いやすくした感じですね。
容器から出した時にすでに泡になっているので、全体に伸ばす時に手間が無いというのも特徴でしょう。
塗った箇所に留まるので、生え際など塗りにくい部分を塗りやすいというのが売り。
髪の毛に揉み込むことが出来ると宣伝している製品もありますが、ジアミンフリーではないものが多いのでそこは注意して下さい。
使い勝手はともかくも、成分としては従来のクリームタイプと同じなので、化学薬品による肌や髪の毛への負担は変わりません。ジアミン系の白髪染めを地肌に擦り込むような行為は避けるべきですので、鵜呑みのせずに成分はチェックする必要があります。
使い残しを取っておけるものも出て来ていますので、コスト的にはリーズナブルでしょう。
メリット
・気になる部分だけに塗りやすい
塗った箇所にしっかり留まる泡の状態で容器から出てくる。
・発色が良く1回でも染まりやすい
1回で染まりやすいので、何度も白髪染めをする必要がない。
・使い残しを取っておける
使い残しはそのまま次回まで取っておけるものも多くコスト的にも良い。
デメリット
・髪の毛や頭皮や健康面で心配
成分としては従来のクリームタイプと同じなので、化学薬品による肌や髪の毛への負担が心配。
トリートメントタイプの白髪染め
毎日の入浴時に、シャンプーやトリートメントで髪の毛を染める事が出来るのがこのタイプです。
少しずつ色を定着させるため、徐々に白髪が目立ちにくくなるのがこのタイプ。
突然真っ黒の髪の毛になると仕事場で周りの目が気になるという男性にも人気のタイプで、自然にだんだん黒くなるのがメリットです。
そして何より、このタイプはジアミンフリーの製品が多く、健康面に優れているのが最大のメリット。
天然成分を主成分として、髪の毛や頭皮に優しい製品が揃っているのが魅力です。
徐々に染めるために毎日使う必要がありますが、入浴時に使うだけなので、毎日の洗髪と手間はほとんど変わりません。
最初は使い続ける必要がありますが、一度色が定着すると、間をあけても色が変わりにくくなるので、頻度を下げる事も出来ます。
色バリエーションが多いわけではありませんが、白髪を自然に目立ちにくくしたいという場合には、ほとんど困ることはないでしょう。
使うのをやめると徐々に元の色の戻って行くので、気に入らない場合も取り返しが付きます。
トリートメントなので美容成分や保湿成分がたっぷり配合されているのもメリットで、髪の毛がキレイになるのは一石二鳥でしょう。シャンプーで染められるタイプ、トリートメントで染められるタイプ、併用するとより強く染められるタイプなどがあります。
育毛成分も含むものもあり、髪の毛の健康を取り戻したい人にもおすすめですね。
メリット
・自然にだんだん黒くなるからバレにくい
ある日突然髪の毛が真っ黒になったりしないために、とても自然に白髪染めが出来ること。
・最も安全に使える白髪染め
天然成分を駆使した商品が多く、髪や地肌をいたわる続けやすい。危険成分もなし。
・美容、保湿成分も配合
美容成分や保湿成分も配合されているので、トリートメント効果が得られる
デメリット
・1回ではすぐに染まらない
しっかり色を付けるまでにはある程度の時間がかかる。
おすすめは断然トリートメントタイプ
従来のクリームタイプや泡タイプは安全ではないので使うのは推奨しません。
安全で毎日のトリートメントで白髪染めが出来る理想的なのがトリートメントタイプの白髪染め。
簡単に言うとトリートメントをすることで少しずつ色を定着させ、徐々に白髪を目立たなくさせるタイプです。徐々に染まっていくから突然不自然に真っ黒になってしまう事はなく自然に白髪染めができます。
これが職場や周りの人の視線が気になる男性や女性から高い支持を受けている理由です。
ただし、最初は毎日使う必要があることはデメリットと言えばデメリットです。
白髪が目立たなくなるだけでなく、髪にツヤやコシが出てくるのでキレイな髪の毛に整えることが出来るのもトリートメントタイプならでは。
即効性はありませんが、一度色素が定着すれば1週間に2回程度使用すれば維持出来るので、持続時間が長いというメリットがあります。